肘部管症候群について

一つでも当てはまる方は

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肘の内側の尺骨神経が通る肘部管という場所で、尺骨神経が圧迫や伸ばされることによって生じる絞扼性神経障害。両側性もあります。

比較的男性に多い疾患です。

マヒが起きて、手を使う細かい作業がしずらくなったり、薬指と小指にシビレが出たり筋萎縮する症状をいいます。

尺骨神経とは手の小指側の感覚と、手の中の筋肉（内在筋）を動かす神経で、肘をぶつけて手指がしびれた経験をしたことのある人も多いと思いますが、肘の骨の所で皮膚のすぐ下を通っているため、圧迫を受けやすいです。

手の小指側がしびれたり、手の筋肉が痩せてきたりします。

✔手のひらの小指、薬指の感覚障害・シビレ

✔箸やペンが使いずらい

✔手の甲側にはシビレや感覚障害はない

✔鷲手変形

肘の内側を通る尺骨神経の圧迫です

✔肘の曲げ伸ばしを繰り返す

✔長時間肘を曲げた状態でいる

✔肘を伸ばす筋肉（上腕三頭筋）が発達している人

✔加齢による肘の変形（変形性肘関節症）による圧迫

✔腫瘤（ガングリオン）・腫瘍による圧迫

手3か月保存療法を行って、症状が改善しない場合は外科的治療になります。

整形外科的テストを行い、左右を比べ強く出るか比較します

肘屈曲テスト・肘を最大限まげていて、小指・薬指にシビレがでるか

ティネル徴候・肘の内側を軽くたたいてシビレが強く出るか

フローマン徴候・両手の親指と人差し指で紙をつかんで引っ張り合って指の曲がり方の違いをみます。

超音波や電気治療など物理療法を行い改善させていきます。

予防としては、出来るだけ肘を曲げないように日常生活動作の改善をします。

✔パソコンのマウスやキーボード操作で、手のひら掌の小指側を長時間机におしつけない

✔ハンドルなどを握る際クッションをはさむ